20140722 hero SMAP kimura A
 連続ドラマとしては13年ぶりの続編となった『HERO』。キムタク健在ぶりをアピールした本作の裏側には、座長“キムタク”としての責任感もあったとか。

 5月上旬、都内にある焼き鳥店前の路地で、居酒屋を舞台にした第1話のロケが行われた。そこで拓哉ら出演者の楽屋として使用された焼き鳥店店主から、夜食として塩から揚げとおにぎりが提供されたのだという。

「最初は、スタッフから事前に焼き鳥の注文を受けたんだけど、GW中で材料がなかったんですよ。でも、スタッフが“木村さんですから”って(苦笑い)。何とか工面して用意しました。そうしたら木村さんも食事を気に入ってくれたみたいで、スタッフさんを通じて“スタジオに調理場もあるんで作りに来てくれないか”って。だけどウチも営業があるから出張はお断りして、から揚げと鳥メンチカツ、おにぎりとおしんこを用意して。当日、スタッフが取りに来ました」(店主)

 これまでの現場でも、ラーメン屋台のように店ごと出前は拓哉の得意技。作りたての温かい食事をとってもらおうという気遣いだったが、この日は100人前、約5万円分のケータリングとなった。そして6月、撮影はサッカー・ワールドカップとも重なった。拓哉も日本代表サポーターの一員として、熱戦を見守っていたようだ。

「木村さんは特に、遠藤保仁選手や大久保嘉人選手ら、ベテラン選手を応援していたようです。新キャストの勝矢さんや松重豊さんもサッカー好きで一緒に応援していましたが、ほかはあまりサッカー通がいなかったようで、スタッフたちと話し込んでいましたね」(前出・撮影スタッフ)

 過度なプレッシャーも感じることはなく、リラックスしたムードで撮影は快調のようだ。確かに冒頭の神奈川県のロケ現場でも、

「撮影合間に、見学に来たファンから“木村さ~ん”と声がかかると、笑顔で手を振り返してファンサービスもしていました。それにしても、ほかの共演者が建物や日陰の中に入って休んでいたのに、キムタクは太陽の下でずっとスタッフさんと一緒になって打ち合わせをしたりして、一生懸命なんだなと思いました」(前出・目撃した女性)