日本国中に激震が走った、SMAP解散報道から、生放送での公開謝罪。新聞の一面を飾り、NHKでもニュースになったほどの国民的関心事だった。収束に向かいつつあるが、街の人はどう感じたのだろうか?
「もちろん、解散してほしくないです!」(40代・女性)
そんな意見が圧倒的多数。SMAPに興味のない人ですら「解散するのはもったいない」「騒動を機に改めてその存在の大きさに驚いた」などなど、SMAPの功績や影響力を見直す声が上がっているほど。
ところが、それ以上に話題を呼んでいるのが、例の公開謝罪会見について。
「ガク然としました。あれだけジャニーズ事務所に身を捧げてきたSMAPがあんな目に遭わされるなんて。第一線で活躍してきて、しかも40歳を越えたいい大人が何も抵抗できないと思うと、やりきれなかった」(50代・女性)
「まるでお葬式みたいでしたよね。キムタク以外は全員、黒いネクタイをしていて、見なきゃよかったと後悔しました。見る前までは、絶対に解散してほしくないと思っていましたが、あれを見てしまうと解散したほうがいいんじゃないかって」(30代・女性)
“公開処刑”とも揶揄されるほど悲痛な面持ちだったメンバーたち。
「ここまで騒動が広がり、あんな謝罪までしてしまったら、彼らが笑うたびに“無理しているのかな?”と勘繰ってしまう。もう2度と元のSMAPには戻れないような気がします」(50代・女性)
「Iマネジャーがいなくなれば、仮にSMAPとしての活動は継続できたとしても、事務所での立場は窓際もいいところ。いずれ不満が爆発すると思う」(30代・男性)
とりあえずは、元の鞘に収まったメンバーだが、これに関しても不安の声がつきまとう。
「マッチや東山のような大御所ポジションへの切符を手に入れたキムタクと、はしごをはずされ貧乏くじを引かされた中居君たちがうまくいくとは思えない。仮に今までどおり事務所が安定した仕事を彼らに与えても、わだかまりは消えないはず」(40代・女性)
感情だけで突き進んだ中居らは甘かったと感じた人も。
「“アイドルの世界もサラリーマンの世界も同じなんだな”とホッとすると同時に、夢も希望もないなぁと悲しかった」(40代・男性)
SMAP解散阻止のために続く『世界に一つだけの花』購買運動、そしてスポーツ面にSMAPの楽曲タイトルを散りばめた毎日新聞など、もはや国民の関心事とすら言えるこの騒動。行きつく先はどこなのか?
「私たちは応援し続けるしかないです。でも、世界に一つだけの花よりも、その花を売っている花屋さんの90歳近い女店主のほうが影響力があるとわかってしまうと、ファンもどう水をあげていいのかわかりませんよ……本当に悲しいです」(40代・女性)