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 2011年3月11日の東日本大震災から4年。震災直後、炊き出しや募金を精力的に行った芸能人はたくさんいたが、あれから4年がたった今も、以前と変わらず積極的な支援活動を続けている芸能人もいる。

 そのひとりが1995年の阪神・淡路大震災のときにも支援ライブを開いたり、物資を届けていた内田裕也。今回、ある被災地に特別な“縁”を感じているという。

 本人がズバリその理由を語る。

「石巻は、英語でいえばロックンロール」

 震災から8日後の3月19日には東京・渋谷でゲリラ募金活動を敢行。集まった費用をもとに、4月5日には石巻で炊き出し&ミニライブを催した。

「友人のピザ店の協力で、ピザ&ミネストローネを400食分、バナナ690本、みかん690個を届けました。おにぎりとか、豚汁ばっかりのところだったから、若い人たちに喜ばれましたよ」

 また、2012 年に行われた恒例の年越しロックフェス『NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL』に除染服姿で出演して、原発事故の収束を訴えたり、会場の隅では、『HELP募金』も始めた。

「それが貯まったお金で、被災地に行って支援活動をするんです。でも、日本人って、そんなにお金集まんねーんだよ。やっぱり忘れ去られていくもので、でも風化させないためにもロックンロールの役割は大事なんだよね。社会への貢献を何かしらさりげなくやること。できる範囲内で被災地に駆けつけるというのは、人間の誠意としても大事だと確信しています」

 インタビューをした3月11日、ちょうど『東日本大震災三周年追悼式』が行われている国立劇場へ向かう途中だった内田。

「毎年お花を買って、必ず参加しています。エラい国会議員のみなさんたちと一緒じゃなくて、一般の方々と一緒に並ぶのがロックンロールらしいと思っています。派手でなくても継続性が大事ですね。まあ、オレもいろいろと誤解されますけど、そんなに悪いやつじゃないですから、ヨロシク!」