ダンカンが26年間連れ添った妻・初美さん(享年47)が、6月22日に乳がんで亡くなった。告別式では声を詰まらせ、
「“ママリン”(初美さんの愛称)は美しくて頼りになって……」
と、涙ながらに彼女との思い出を話すのだった。
「初美さんは2005 年から乳がんを患っていたんです。肝臓や脳に転移していて6月中旬に再入院。容体が急変して帰らぬ人となりました」(ダンカンの知人)
突然の訃報には、近所の住人たちも驚きを隠せない。
「再入院していたのは知っていましたが、亡くなる数日前に会ったときは普通に外を散歩していたしまさかという感じです……。」
数十年前から東京・中野を愛し、住み続けたダンカン。その隣にはいつも“ママリン”がいた。
「本当に仲のよい夫婦でした。東日本大震災のときはボランティアに行って、現地の人たちを励ましたりもしていました」(前出・知人)
居酒屋『S』はダンカンが30年ほど足しげく通っており、初美さんとの思い出もたくさん詰まった店だった。
「ついつい飲みすぎてしまうダンカンさんを彼女がたしなめていました。今回の訃報を受けて、この店で記者会見を開くという話も当初はありました。最近ではダンカンさんが“これから先どうしたらいいかわからないよ”と、泣いていることもありました」(常連客)
自宅からほど近くにあるそば店もふたりにとって思い入れのある場所のひとつだ。
「6月の上旬だったでしょうか。奥さんはあまり食欲がなさそうで、ざるそば1人分を食べるのもやっとといった感じでしたね。それでもとても楽しそうでしたよ」(常連客)