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 ‘14 年のソチ五輪終了後、進退について“ハーフ・ハーフ”と明言を避け、’14 ―’15 シーズンを完全休養に充てていた浅田真央。その彼女がついに今後の活動について決断を下した。

「6月は国際スケート連盟から来シーズンのGPシリーズ出場選手の発表があります。そのため、日本スケート連盟は、5月中に国際連盟に報告しなければならない。それで、GW明けから真央ちゃんの身辺報道が騒々しくなっていたのです」(スポーツ紙デスク)

 先週発売の『週刊文春』に引退記事が出たかと思えば、各スポーツ紙は現役続行を報じた。だが、スケート関係者が注目しているのは、浅田の新スポンサー探しだという。

「真央ちゃんが競技を続行するとなれば、所属先も変わりますからね。今までは中京大でしたが、今年3月に卒業。国民的人気の真央ちゃんなら、所属先をめぐり年間3億円から5億円のお金が動くことも。男子エースの羽生クンが所属するANAに対抗して、JALの名前が挙がったり、彼女の地元のトヨタなど錚々たる企業が名乗りを上げるのではと言われています」(前出・スポーツ紙デスク)

 浅田の現役続行を望んでいるのはスポンサーだけではなかった。意外にも所属事務所もそれを望んでいたという。

「休養中に仕事のオファーが思ったほど来なかったんです。6年がかりの卒業を前に学業優先だったとはいえ、今年3月からスタートした冠番組は、TBSラジオの『浅田真央のにっぽんスマイル』ぐらい。事務所としては、かなり肩すかしだった。現役を引退したら、さらにオファーが減ってしまう危険性もありますからね」(広告代理店関係者)

 バラエティー界には安藤美姫、織田信成がいて、姉の舞もぶっちゃけトークで人気を呼んでいる今、空いている席はない。スポーツキャスターにしても、五輪金メダリストの荒川静香がNHKを中心に活躍している。

 そして、今回の現役続行宣言を期待するムードにいちばんホッとしているのが、何と言っても日本スケート連盟。今年2月、文科省の五輪マルチサポート事業の見直しで、女子フィギュアがCランク落ちの憂き目にあったからだ。

「国を挙げてメダリスト候補をバックアップしようという狙いで、今まではフィギュア界は男女ともに最高のAランクだったのです。だが、真央ちゃんは休養、安藤美姫は引退し、女子だけ2段階落ち。次回の見直しのためにも、真央ちゃんは不可欠な存在なんです」(スポーツライター)