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 7月1日で還暦を迎えた明石家さんま。常々“60歳になったら芸能界を引退する”と発言していただけに、今後の芸能活動に注目が集まっている。その言動に一番ヒヤヒヤしているのが、所属する吉本だという。

「吉本の売り上げの8分の1がさんまさんの売り上げだと言われているぐらい、吉本への貢献度は高い。そのため吉本はさんまさんが辞めないように、ご機嫌取りをしているそうです」(テレビ局関係者)

 “タレントとマネージャーがなぁなぁな関係にならないように”という社内方針のため、吉本のマネージャーは1~2年で担当変更をするという。しかし、さんまの現在のマネージャーは6年ほど担当している。

「ラジオでマネージャーの話をよくするほど、さんまさんは現在の担当を信頼しています。そのため担当を変更したら、さんまさんが“辞める”と言いだしかねない。だから吉本では異例となる長期担当を任されています」(前出のテレビ局関係者)

 さんまの“60歳になったら芸能界を引退する”という発言だが、実はある想いが隠されているという。

「さんまさんはいまだに若手芸人や流行のチェックを怠らない。60歳で引退発言は“自分たちのようなベテランがいつまでもテレビに出ていたら、若手にチャンスが回らない”という後輩たちを想ってのもの。また“先代の林社長には育ててもらって世話になったけど、現在の社長にはお世話になっていないから、好きな時に辞めさせてもらう”とも発言していましたね」(バラエティー番組スタッフ)

 とはいえ還暦を迎えたものの、さんまが引退する気配はない。それにはこんな訳が。

「“今の社長には世話にはなっていない”と言いつつ、吉本へはすごく感謝しているんです。そのため経営状況が厳しいと聞いて、引退を先送りにしたみたいですね。“いつでも辞めてやる”という発言も、“俺が辞めても会社が傾かないように、若手をちゃんと育成しろよ”という吉本へのメッセージも含まれていると思いますよ」(放送作家)