12月20日、『下町ロケット』(TBS系)の最終回が放送され、平均視聴率は22.3%を記録。これまでの放送回で記録した20.4%を上回り、自己最高をマークして有終の美を飾った。

 そんな最終回の放送開始2時間前のこと。東京・文京区にある『ホテル椿山荘東京』では前後編の出演者・スタッフが集い、撮影の打ち上げが行われていた。実はこの会場、後半の『ガウディ計画』初回で放送された帝国重工の懇親会での荘厳なシーンや、最終回で椎名直之(小泉孝太郎)が石坂宗典(石井一孝)に賄賂を渡したバーでのシーンなどにも使われたロケ地でもある。

「今回のドラマ制作スタッフですが、池井戸作品をドラマ化した『半沢直樹』『ルーズヴェルト・ゲーム』とほとんど同じです。これら両作品のロケ地でも、『椿山荘』が使われていた経緯がありますね。

 『半沢』のときも、一次会の打ち上げ会場になりました。高田馬場にあるパブを貸し切っての打ち上げ二次会の会場も、そのときと同じ流れだったようです」(テレビ制作会社関係者)

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一次会会場を後にする小泉(左)と吉川(右)

 この『椿山荘』宴会場には、主演である阿部寛を始め、土屋太鳳、真矢ミキ、吉川晃司、立川談春、石倉三郎、小泉孝太郎や今田耕司、恵俊彰など豪華な出演者たちの顔ぶれが。キャスト・スタッフ分け隔てなく、ドラマ制作の労をねぎらったという。

 21時からは全員で最終回のオンエアをリアルタイムで鑑賞し、一次会は23時過ぎまで継続。現場に居合わせたドラマ関係者は、このように当日の様子を語る。

「会場の入り口には、ロケットを模した大きなレプリカが置いてありました。ひとつの撮影スポットになっていたみたいで、吉川さんほか出演者の皆さんも喜んで撮っていましたよ。それから、子どもたち用にロケットの模型がプレゼントされたりしていましたね。

 阿部さんは会の序盤からお酒を飲んでいて終始、気分が良さそうでした。キャストやスタッフが行う出し物も準備されており、なかには歌を熱唱した人もいたんだとか」(ドラマ関係者)

 一次会は、監督をつとめた福澤克雄氏のスピーチで締めくくったという。

「福澤監督の挨拶が特に印象的でしたね。『半沢』などのヒット作に携わったこれまでのご経験から、ひとつ確信したことがあるようで、それは“熱量が大切である”ということだそうです。“人の心を動かすのは熱量だ”と力説されていて、実際にドラマも大成功して、福澤さんの言葉には多くの熱演を見せたキャスト陣や、夜を徹して撮影や編集に当たったスタッフが共感したんじゃないでしょうか」(前出・ドラマ関係者)

 さて今年、民放で一番の視聴率を獲得した連ドラの打ち上げ会場となった『椿山荘』。実は、こちらもまた今年大きく話題となった"アノ男"が、別フロアの宴会場で同時刻からイベントを行っていたという。

「五郎丸選手の『スクラムトークの夕べ』というファンの交流会が19時から開催されていました。15分で400枚が完売するほどだったそうですから、チケットの入手が困難だったんですが、彼の和装姿が見られて満足です。

 ディナーのお食事メニューも五郎丸選手にちなんだ食材を使ったものが多く盛り込まれていました。ただ、彼の顔がプリントされていたマカロンは、恐れ多くてまだ食べられていません(笑い)」(参加者の女性)