現代はネット社会。FacebookやYouTubeなどで、いろんなことが世界に発信できる。一方、知られたくないことまで勝手に発信される場合も。そこで街の人にネット社会に対して意見を聞いた。
「バカばっかりですよ! 目立ちたいのか知らないけど、あまりに幼稚な事例が多すぎる。善悪の判断がつかないような人間が何かを発信すること自体が間違っている!」(60代・女性)
「自分の姿だけを上げるのはかまいませんけど、他人が映っている動画まで許可なく上げるのはどうかと思います。リベンジポルノなんて、想像するだけでゾッとします」(50代・女性)
「未成年に対してはネット規制をするべきだ。スマホはたしかに便利だが、便利であるがゆえ“自分は何でも手に入れられる”と幻想を抱いている。厳しさを教える大人が減っているぶん、調子に乗った若い世代が増えるのは死活問題」(60代・男性)
一方、ネット社会を歓迎する人が目立つのは若い世代。
「いろいろと規制が増える中で、ネットの自由度は魅力的。公序良俗に反するものはダメかもしれないけど、誰でもできるからスゴイことなのでは?」(20代・男性)
「テレビでは扱わないようなニュースや動画を見ることができるので、情報におけるひとつの物差しとして重宝している。おまけにテレビはつまらないし、マスコミも頼りないから、ネットが盛り上がる。いろいろなものが集まるのは当然」(30代・女性)
「ネットリテラシーっていうけど、スマホに高性能カメラを搭載したり、録音機能を搭載したりしているのは誰? 企業やメーカーが何でもできるようにしているんだから、そりゃ使うでしょ!? ユーザーにだけ倫理を求めるってヘンな感じ」(20代・女性)
デマ拡散、炎上、バカッター。今やネット発の事件や珍事を見かけない日はない。
「ネットで愚かな行為をすれば、すぐに身元を割られ、住所まで特定されてしまう。ネット民は、“敵にまわすと恐ろしいが味方にすると頼りない”なんて言われているけど、ある程度の抑止力になっていると思う。何気なく投稿した写真で人生を棒に振りたくないだろうから、今後は自主規制の意識が高まるのでは?」(40代・女性)
「本格的に中学校や高校でネットへの理解を高める特別授業をしてほしい。私たち親世代は新しい文化であるネットやSNSに対して理解度が薄いため、子どもにどう指導していいかわからない。“親の教育”のひと言で片づけられるには、ネット社会の進化が早すぎる」(30代・女性)