GW直前。旅行のプランを考えている人も多いだろう。そこで旅行のプロに今年のGW旅のオススメを聞いた。
「今年は5月2日(月)と6日(金)を休めば10連休になるのですが、暦どおりだと“3・3・2”の飛び石連休。GWとしては恵まれてはいないですね」
そう語るのは旅行ジャーナリストの村田和子さん。
「3連休だったら珍しくもないですし。1日でも有給休暇が取れれば長めの休みにできますが、学校に通うお子さんがいる家庭やサラリーマンは難しいでしょうね。だから“派手に出かけるぞ!”とはならず、まだノープランという方が多いのではないでしょうか。
暦どおりなら、お出かけ先は間違いなく国内でしょうし、海外でも近場のアジアまででしょうね。“ちょこちょこ出かける”パターンが多くなりそうです」
では、そんな今年のオススメスポットはどこ?
「毎年、大河ドラマに関連した場所は人気になります。『真田丸』なら長野県の上田周辺や和歌山県の高野山などでしょう。3月にオープンした『九度山・真田ミュージアム』は10日間で1万人が入場する人気です。
子連れにオススメなのが『グッジョバ!!』。よみうりランドに3月にできた“モノづくり”を体感できる新遊園地エリアです。企業協力のアトラクションが15機種。CAR factory(日産自動車)には1km以上あるコースを電気自動車で走行する本格的なゴーカートがありますし、FOOD factory(日清食品)ではオリジナルの『日清焼そばU.F.O.』が作れたり。子どもはもちろん大人も、家族3世代でしっかり楽しめると思います」
GWはただでさえ混雑するのに、最近は外国人観光客もドッと押し寄せている。
「東京五輪を控えての世界的な日本ブームと、ビザの発給要件の緩和が背景にありますね。都市部は本当にホテルが取りにくく、高騰しています。外国人に人気なのは東京・大阪・京都・神戸・広島・福岡・長崎など。
そこからアクセスはいいけれど隣県の宿を取るのもひとつの手だと思います。京都だったら滋賀とか、広島なら山口の岩国とか、福岡や長崎からは佐賀の温泉地なども意外と近いんです。そんな“日本人ならではの探し方”をオススメします」