自治体からして自虐PRをする時代。今回は47都道府県のイタタタな県民性を調査した。
【滋賀県】ほとんど琵琶湖? いいえ、たったの6分の1
ご当地キャラブームの火つけ役「ひこにゃん」発祥の滋賀県。そのかわいさから彦根城でなく、ひこにゃんに会いに来る観光客が多いのはご愛嬌。東日本の人には「ほぼ琵琶湖」的なイメージが強いが、実際には湖の面積は、県の6分の1ほど。
また、近江牛など「近江」の名は知られているが、滋賀県と一致しないのが悔しいところ。女性は働き者で、財布のひもが固くて有名。せっせと貯金に励むしっかり者だが、ダメンズが好きで苦労する。
【京都】プライドの高さは日本一!「はんなり」の陰には……
1200年間、日本の都であり続けた京都。そのプライドの高さは、ほかには及ばない。京都府民の気質は、プライドが高くて二枚舌。おもてなし精神が強いせいか、優雅で気がきくが、本音が見えない。
やさしい言葉でしゃべっていても内心、真逆の激しい気持ちを抱いていることも。女性はトレンドに敏感でオシャレ。年齢以上にしっかりして見え、おとなしそうな外見にそぐわず、大胆な一面も。「“どすえ”って言って~」など、他県民にいじられると不快。
【大阪府】全員が芸人じゃありません! ネタふらないで
大阪弁のせいで毎日漫才をしているような印象だが、府民にもまじめな人や暗い人がいる。しゃべりで面白さを期待されると困る。だが、よそ者が大阪弁を使うと「やめときいな」と厳しくシャットアウト。
基本的に、大阪弁は大阪府民だけのものと思っており、たとえ上京しても大阪弁をキープ。女性はブランド物好きで浪費家。パワフルでどこにでも出没し、陽気でよくしゃべる。実は見た目より女性らしい人も多いが、計算高い場合も。
◎お話を伺ったのは矢野新一先生
(株)ナンバーワン戦力研究所所長。県民性研究の第一人者で“県民性博士”。県民性に関する著書は20冊を数える。マーケティング販売戦略に関しても第一人者であり、地域戦略やランチェスター戦略に関しての著書も多い。