5月12日、江戸時代に活躍した画家・伊藤若冲の生誕300年を記念した展覧会で、「プルシャンブルーは何からつくられているんですか?」と皇太子妃雅子さまはお尋ねになった。
作品の一部に、当時では珍しい輸入された絵の具が使われていたことを知り、ご興味が湧いたようだ。
4月には7年ぶりに宮中祭祀に臨み、昨秋12年ぶりに参列した園遊会に2回連続でお出ましになるなど最近は、ご体調が安定傾向にある雅子さま。
「学習院女子中等科3年生になった長女の愛子さまの成長や活躍も、雅子さまにとってはいい“お薬”になっていると思います」(宮内庁関係者)
皇太子ご夫妻が若冲展をご覧になった前日の11日、愛子さまは山陽地方へ3泊4日の修学旅行に出かけられた。
学習院関係者が説明する。
「女子中等科3年の修学旅行は例年、山陽地方と決まっていて、広島平和記念公園や厳島神社のほかに姫路城などを訪れることもあります」
11日の午前8時に、夏服のセーラー服姿で元気よく東京駅に到着された愛子さま。
ホームで仲よしのお友達とおしゃべりに興じ、新幹線の到着を待たれていたのを『週刊女性』は目撃している。
一時は不規則登校が続いた愛子さまの順調ぶりは、“運動神経”にもあらわれている。
4月27日に学校で行われた「球技会」でも、愛子さまは大活躍だった。
別の学習院関係者が明かす。
「毎年恒例の球技大会で、愛子さまは昨年と同様にソフトボールに参加されました。
中等科2年と3年生によるクラス対抗のトーナメント方式で行われ、愛子さまのチームは3試合連続で勝ち、決勝戦まで進みました。
決勝では接戦の末、2対1でサヨナラ負けとなり準優勝だったそうです」
守備ではショートを守り、攻撃ではヒットを重ね、打点をあげられるなど活躍された愛子さま。
今回の試合に向けて、昼休みや放課後にチームメートと一緒に、練習に励んでいらっしゃったという。
「学校から帰宅後は、お住まいがある赤坂御用地で毎日のように、ご家族や職員と練習しておられました。
皇太子ご夫妻とはキャッチボールをして、雅子さまはバッティングの指導もされたそうです」(宮内庁担当記者)
ソフトボールといえば、雅子さまは田園調布雙葉学園の中学時代はソフトボール部を創設し世田谷区大会で優勝。
米国のベルモント・ハイスクールに転校後も、地元紙に《スラッガー(強打者)・マサコが活躍》という記事が出るほどで、愛子さまへのご指導も熱が入ったことだろう。
皇室を長年取材するジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡辺みどりさんはこう話す。
「雅子さまのご体調がひどいときは、お住まいにこもりがちだったと聞いています。
ご家族や他の職員とお庭で身体を動かしながら交流する機会が増えれば、心身にいい影響を与えるはずです」