'11年7月、『27時間テレビ』の『出張ビストロSMAP』で岩手県と福島県を訪れたメンバー。被災地に笑顔を届けた

普段はCM出広をしていない企業にまで手広く営業がかけられているそうです。大手スポンサーが次々と降りているとの話もありますし、どうやら買い手がついていないとか……」(テレビ局関係者)

 12月26日に放送を予定している『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)最終回。12月31日のNHK『紅白歌合戦』出場が危うい今、SMAPを見られる最後の場になるかもしれないのだ。

 高視聴率を想定し、当然のごとく各企業によるCM枠争奪戦が起きているかと思いきや、逆に売り込みをかけている実情があった。

フジが“調整枠”としている26日の午後6時半から11時過ぎまでの5時間で、30秒間のCM枠を500万円で売り出しているのです。プライムタイムの価格としては妥当ですが、『スマスマ最終回』というプレミアムコンテンツとしては破格と言えます」(広告代理店関係者)

 CMは通常、15秒のスポット枠と30秒のスポンサー枠に分けられる。そして多くの視聴者がテレビを見る午後7時から11時の『プライムタイム』枠は、テレビ局にとって大きな収入源となる。

およその平均としてスポット枠は100万円、スポンサー枠は500万円ほどですが、視聴率15%〜20%を確実に期待できる人気番組はそれぞれ300万円、800万円以上にも高騰します。つまり同じ1時間枠で数千万円の差がつくこともあるのです」(前出・広告代理店関係者)

 たしかに11月14日の放送では、今年最低の視聴率6・4%を記録してしまった『スマスマ』。画面を通しても伝わる不仲ぶりは、“据え置き”価格は妥当、むしろ広告イメージとしては高い買い物なのかもしれない。