両陛下がベトナムへ出発される際に雅子さまは笑顔で見送られた(2月28日)

 4月に予定されていた皇太子さまのマレーシア訪問へのご同行を見送りになった皇太子妃・雅子さま。「次の皇后としての重圧」がある一方で、この春から学習院女子高等科に進学される長女・愛子さま(15)の体調を雅子さまが心配されたことも考えられる。

愛子さまは、3月16日に全校生徒が卒業生を送り出す『送別学芸会』に参加されました。

 中等科3年生はディズニーのミュージカルをアレンジした創作劇を行い、愛子さまはチェロで、場面に合わせて演奏する弦楽合奏を担当されたそうです」(学習院関係者)

 元気に学校生生活を送られているとはいえ“激ヤセ”ぶりから『拒食症』の疑いもあるといわれる愛子さまがご心配なのだろう。

 新潟青陵大学大学院教授で社会心理学者の碓井真史さんによると、

「新生活がスタートすることで親が子どもに対して不安を感じるというのは、一般家庭でもあることです。

 しかも、愛子さまの場合は中学の最後に長くお休みされたり、とてもおやせになっているので不安を感じられても無理はないと思います」

 昨年10月に予定されていた2泊3日の「岩手訪問」も、愛子さまのご看病の疲れが出たことで急きょキャンセルされた雅子さま。“ひとり娘”へのご心配が日本を離れられない理由なのかもしれない。

 皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさんは、愛子さまが思春期の難しい時期にあることも「母親」としてしかたない事情だとしたうえで、

黒田清子さん(紀宮さま)や秋篠宮家の眞子さま、佳子さまなど他の内親王の方々も難しい思春期の時期に悩んだり苦しんだりしたことを乗り越えて立派になられています。

 愛子さまもご自身で乗り越えなければならない“カベ”なのかもしれません」

 今年は日本とデンマークの『外交関係樹立150周年』で、同国への訪問も期待されている雅子さま。皇后になられる日も近いなかで、これらの“カベ”をどう乗り越えられていくのだろうか─。