ファーストフード店に入り、食品添加物による強烈なうまみを得る。一連の行動を何度も繰り返すうちに、このコードは習慣化されていきます。

「ファーストフード店に入れば、簡単に快楽が得られる。」と、脳が覚えてしまえば、きっかけを得ただけでその刺激を求めるようになってしまうのです。

 この強い快楽物質の分泌を促しているものはなんでしょう。そう、食品添加物ですね。つまり、濃厚な添加物がジャンクフード中毒を引き起こしていると言えるのです。

 しかし、食品添加物の悪影響はこれだけでは終わりません。

ミネラル不足を助ける亜鉛
ミネラル不足を助ける亜鉛
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食品添加物がミネラル不足を招く

 食品添加物を消化するときには、大量の「ミネラル」が必要になります。

 私たちの体は炭素・水素・酸素・窒素の主要元素、そしてミネラルで構成されています。このうち、ミネラルの働きは

・体液量の調整

・酸・アルカリ度の調整

・筋肉や神経の働きの調節

 などです。生命維持には欠かせない重要な成分といえます。

 しかし大量の食品添加物を摂取すると、その消化にミネラルを大量に消費しなければなりません。ジャンクフードを大量に食べてしまうということは、体内のミネラル不足につながるのです。

 また、食品添加物はミネラルを消費するだけではありません。ミネラルを体内に吸収すること自体を阻害する働きも持っています。

亜鉛不足で味がわからなくなる

 ミネラル不足の代表的な例として、「亜鉛不足」が挙げられます。

 亜鉛の働きには

・皮膚を健康に保つ

・味覚を保つ

・成長ホルモンの機能を保つ

 などがありますが、ジャンクフードの影響を受けやすく、日本人に特に不足しがちです。ファーストフードやコンビニ食品に多く 含まれる「ポリリン酸」や「フィチン酸」が、その吸収を妨げてしまうのです。