やっぱりコーヒーって身体に悪いの?

 みなさんはどんな時にコーヒーを飲みますか? 朝起きて目覚めの一杯。仕事中のお供として。休憩中、お菓子とともに。

 この記事を読みながらコーヒーを飲んでいる方も、もしかするといるかもしれませんね。コーヒーが日々の生活に欠かせない人も多いのではないでしょうか?

 しかし、一方でコーヒーは身体によくないという話をよく聞きますよね。睡眠が浅くなる、発がん性がある、貧血になる…。何かとマイナスの内容が喧伝されてきたコーヒーですが、コーヒーは本当に身体に悪い飲み物なのでしょうか?

病気予防効果、ダイエット効果も!

 健康にいいというイメージがあまりないコーヒー。しかし、1990年代以降は、次第に「コーヒーは身体にいい」という内容の研究論文が増えてきました。

 では、コーヒーには健康面でどのようなメリットがあるのでしょうか。

当記事は「BUSINESSLIFE」(運営:ビジネスライフ)の提供記事です

(1)肝臓がんのリスク軽減効果

 厚生労働省の研究班が実施した大規模な調査(約10年間にわたって約9万人を対象)では、コーヒーをほとんど飲まない人の肝臓がん発生率を1・0としたとき、毎日1~2杯飲む人、毎日3~4杯飲む人の発症率は、それぞれ0・52、0・48とほぼ半減。

 毎日5杯以上飲む人の発症率は0・25と、飲まない人に比べて4分の1に下がっていたそうです。

(2)糖尿病のリスク軽減効果

 フィンランド国立衛生研究所の行った調査によると、コーヒーを1日3~4杯飲む人の2型糖尿病の発症率は、まったく飲まない人に比べて男女ともに3割近く低く、さらに1日10杯以上飲む人では、女性で79%、男性で55%も発症率が低いという結果でした。

 こうした病気予防のほかにも、コーヒーには特に女性にうれしい効果があるんです。