木村拓哉が俳優活動に本腰を入れている。二宮和也との共演作『検察側の罪人』の映画公開が来年に控えており、1月クールの新ドラマ主演も決定した。
「好調な『ドクターX』の枠で、『BG〜身辺警護人〜(仮)』(テレビ朝日系)が決まっています。今回は民間警備会社のボディガードを演じるそう。江口洋介さんや菜々緒さんにも出演のオファーをしているそうです」(ドラマ制作スタッフ)
その木村以上に派手な動きを見せているのが、ジャニーズ事務所を退社した稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人。9月22日に新プロジェクト『新しい地図』を立ち上げてから1か月、活動内容が次第に明らかになってきた。
「意外にも存在感を見せていますね。各メンバーのSNS設立や、映画製作の発表など、次から次へと情報を解禁することで、興味をかきたてています。SMAP解散でうっぷんをため込んでいたファンにとっては、ようやく明るい話題が届いたという感じなんでしょう」(スポーツ紙記者)
応援する相手がはっきりしたことで、しばらく鳴りを潜めていたファンが元気を取り戻したようだ。
「SMAP時代からのファンのなかには温度差も少なからずあるようですが、ファン同士が誘いあって加入しているようです」(芸能レポーター)
熱心なファンが地道な“布教”活動を展開した成果なのか、『NAKAMA』という名の有料会員は12万人に達したという。
「すでに入会費と年会費で6億円以上の収益があがっているということです。ただ、あるネットユーザーを対象にした調査では、『新しい地図』の認知度は5割ほど。一般への認知度はそこまで進んでおらず、新規ファンの開拓はそう簡単ではありません。やはり、SMAPを支えてきた熱狂的なファンが頼りということになるんでしょうね」(テレビ誌ライター)
木村と中居のファンクラブはどうなる?
このように、積極的にファンサービスを行う『新しい地図』とは対照的なのが、ジャニーズ残留組の2人だ。木村も中居正広も、SMAPが昨年末に解散してから今に至るまで、おのおののファンクラブは発足していない。
「ジャニーズでは嵐やTOKIOら各グループのほか、ソロでは山下智久のファンクラブがあります。近藤真彦や生田斗真などの個人タレントの場合は、ファンクラブがないかわりに『メール配信サービス』がありますね。
いずれにしても、彼らの最新の活動情報をファンは得ることができるんです。SMAP在籍時に“ツートップ”と称された木村と中居に今でもファンクラブがないのは、不自然ですね」(前出・テレビ誌ライター)
ファンクラブを設立すれば『新しい地図』と同等か、それ以上の会員数と利益が見込めるはずなのだ。
「試写会や舞台挨拶参加などの特典は、ファンクラブを通じて申し込むのが通例。わかりやすいファンサービスです。木村さんはレギュラーがラジオ番組のみと極端に露出が減っていますから、ファンはイベントなどを通じた交流を心待ちにしているでしょう。事務所としては、早くファンクラブを設立したいはずです」(前出・テレビ誌ライター)
俳優業に軸足を置く木村にとって、ファンクラブ設立は重要な課題だ。ただ、中居は少し事情が違う。