'15年秋からの3回とも途中で退席されていた雅子さまだが、今回も体調を考慮されたようだ。
「園遊会の前日まで、最後まで参加されるかどうかの検討が行われていたほどで、皇室担当記者の間でも“今回は最後まで参加するのではないか”という期待がありました。
今秋以降の雅子さまは、公務に積極的で療養中とは思えないご活躍ぶりでしたから」(同・皇室担当記者)
雅子さまが目指す“次世代の奨励”
“14年の壁”が崩れなかったのは、今回の「和装」のドレスコードも関係していると語るのは、前出の渡邉さん。
「着物は普段お召しになっていないとお身体に負担がかかるので、今回は大事をとられて中座されたのだと思います。
美智子さまも、まだ療養中である雅子さまに対して“無理をせずにできるところまで”というご配慮があったのでしょうね」
近年の『園遊会』では、和装と洋装を2回ずつローテーションしていて、来春は洋装となる可能性が高く、雅子さまの“完全出席”に期待がもてるという。
「来年は洋装のドレスコードになると思われるので、ご負担はそう大きくはありません。
さらに、美智子さまにとっては“最後の春の園遊会”になるので、雅子さまも最後まで参加されることでしょう。
今回がだめだったのではなく、来年への“慎重な準備”だったのだと思います」
渡邉さんもそう話すとおり『園遊会』は途中退席だったものの、翌日の『コスモス国際賞25周年記念のつどい・シンポジウム』には、皇太子さまとともに参加された。
最近の雅子さまの公務に対する“奮起ぶり”の「理由」を東宮に近い関係者が明かしてくれた。
「東宮職とのコミュニケーションが円滑に行われていることが雅子さまの“好調ぶり”につながっているそうです。
というのも、皇太子ご夫妻はご自分たちの“色”として、“次世代を奨励したい”という気持ちがおありで、例えば、訪問先の高校生ボランティアといった次世代の若者たちと積極的に交流されています。
おふたりの意向に沿った訪問プランを、担当の東宮職が提示できるようになったことが、雅子さまにいい影響をもたらしていると聞きました」
ご自分の“スタイル”が見えてきた雅子さまは、これからも全力で走り続けていかれるはずだ。