11月10日に放送された『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に三浦貴大がゲストとして登場。居酒屋でダウンタウンと酒を飲みながら、家族のエピソードを語った。
「番組では、“彼女を連れていったときの両親の反応”といったプライベートな話題を包み隠さず話していたので、驚きましたね。今までは、母親の百恵さんの話はいっさいNGでしたから」(テレビ局関係者)
百恵さんは、引退してから1度も表舞台に姿を見せていない。三浦友和との間に生まれた貴大も、一時代を築いた歌手の息子であることには触れずにきたのに、なぜ突然、解禁したのか。
「今年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)で、兄の三浦祐太朗さんが百恵さんの楽曲を歌ったんです。すごい反響があったようで、それがきっかけになったと聞いていますよ」(制作会社関係者)
長男の祐太朗は中学時代からバンド活動をしていて、'08年にはバンドでメジャーデビューも果たした。なかなかヒット曲は出なかったが、今年の春に転機が訪れる。
「谷村新司さんのリサイタルのサプライズゲストに呼ばれたんです。祐太朗さんはステージで『いい日旅立ち』を一緒に歌いました。谷村さんが百恵さんに提供した作品ですね。母親の曲を歌ったことが各社の目にとまり、CD化のオファーが殺到したんです」(レコード会社関係者)
7月には山口百恵の名曲をカバーしたアルバムを発表。同作は、今年の『日本レコード大賞』企画賞を受賞することが決まっている。
「今の百恵さんは、息子の成長を見守り続ける普通のお母さん。音楽で芽が出ない長男をずっと心配していました。
『24時間テレビ』で、“祐太朗さんにカバー曲を歌ってほしい”というオファーがあった際は、受けるべきか悩んでいた息子に“親の名前を使ってもいい。チャンスなんだから出ればいいじゃない”というアドバイスをしてあげたことで、企画が実現したそうです」(芸能プロ関係者)
兄が母親のカバー曲をテレビで歌ったことで、貴大の気持ちにも変化があったようだ。
「貴大さんは2世俳優として見られることをずっと気にしていました。自分の力だけで評価されることにこだわっていた。でも祐太朗さんの『24時間テレビ』での反響の大きさを知って、吹っ切れたんでしょう。
百恵さんからも“30歳を過ぎたことだし、みなさんも知っていることだからもういいんじゃない?”と背中を押され、家族の話をテレビでする企画を承諾したようです」(同・芸能プロ関係者)
百恵さんはこれまで息子の仕事に口を出さなかったが、立派に自立している姿を見ればうれしくないはずがない。
「貴大さんは来年公開の映画『ばぁちゃんロード』で準主役を務めます。“介護と家族の絆”がテーマの映画なので、インタビュー取材でも家族への思いが聞けるかもしれません」(スポーツ紙記者)
百恵さんは息子の活躍を見て、母親として安らかな幸せを感じているのだろう。