2016年関ジャニ∞ 『NOROSHI』 13154ポイント
2015年嵐 愛を叫べ 『7790』ポイント
2014年Hey! Say! JUMP 『ウィークエンダー』 10996ポイント
ここ3年の楽曲大賞はこのようになっている。
ここで注目したいのが2014年Hey! Say! JUMP『ウィークエンダー』である。
2位はジャニーズWEST『ええじゃないか』の4303ポイントなので、倍以上のポイント数で圧倒的1位だ。
JUMPといえば、今では「売れている」というイメージがあるだろうが、2013年の東京ドームにて公演3週間前に「スーパージャンピングシート導入」という案内が来て、ジャニヲタに衝撃を与えた。
アリーナにできた謎の囲いに少数のジャニヲタが入れられ、それ以外はスタンドのみ。また、2階スタンドにも客席を潰して花道ができたりと、いろいろな理由がつけられていたが……、要は埋まらなかったのだ。
今年末にドームツアーを控えている今のJUMPでは考えられないことが起こっていたのだ。そんなJUMPが売れるきっかけにもなった楽曲が『ウィークエンダー』である。
センター山田涼介主演『金田一少年の事件簿N(neo)』(日テレ系)の主題歌であり、楽曲、歌詞共にジャニヲタの心をわしづかみにした。
ドラマの放送時間に合わせて土曜の夜について歌っている。
そして、ミステリーと恋愛をうまく絡めた歌詞がなんとも秀逸で、そこに日本人なら誰でも好きであろう、ちょっと懐かしいディスコ調で爽やかに「君が好きだ」と伝える曲だ。
これぞ、ジャニーズ。
「この曲嫌いな人なんていませんよね」という結果が『ジャニーズ楽曲大賞』でも反映されているし、JUMPを見るジャニヲタの目がちょっと変わった時期でもあった。そんな起爆剤が多々あって、JUMPは現在の地位を築いている。
良い楽曲に恵まれるというのは本当に大事なことなのだと思い知らされるジャニーズ楽曲大賞。
2017年はどの曲に投票しようか今から楽しみである。
<著者プロフィール>菱ユーキ(ひし・ゆうき)◎ライター。ヲタク経験値レベル100。ジャニヲタ歴30年。アラサーヲタクの代弁使。かつてはメルマガで約1万人以上もの購読者を誇る。
<イラスト>星野グミ子(ほしの・ぐみこ) ◎イラストレーター。バンドや俳優、アニメなど何かといろんなジャンルの沼にはまりがち。オフィシャルブログ『ハマったもん勝ち 沼ガール!』を運営中。