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 1月9日にスタートした、亀梨和也主演のドラマ『FINAL CUT』(カンテレ・フジテレビ系)。

<母のための復讐×許されざる恋 メディア新時代に斬り込む、切なくも痛快な復讐劇が幕を開ける。>(ドラマ公式サイトより)

 メディアによって、12年前に起こった女児殺害事件の犯人扱いにされ自殺した母。その復讐と真犯人探しに、亀梨演じる主人公・慶介が挑む。

 亀梨にとって、実に11年半ぶりのフジ系ドラマの主演となるが、その放送枠にも注目が集まる。

 あるテレビ誌ライターは言う。

ジャニーズ事務所との関係性

「火曜21時、かつては火曜22時の枠もカンテレ制作ドラマの放送枠でした。ここでは草なぎ剛主演の『銭の戦争』などの“戦争シリーズ”や『僕の歩く道』などの“僕シリーズ”などが過去に放送されていました。

 さらに香取慎吾主演の『幽かな彼女』や稲垣吾郎主演の『ブスの瞳に恋してる』など、元SMAPのメンバーが主演するドラマが多く放送されていた枠でもありました。そこに、KAT-TUNの亀梨主演ドラマということで、SMAP解散の影響がここにも出てきたのかなという印象ですね」

 キムタクはフジだと月9、近年はテレ朝やTBSで主演の作品が多いが、火曜のカンテレドラマは、草なぎを中心に『新しい地図』の3人が出演する作品が多かった。

「彼らの現在の活躍ぶりや、継続されているレギュラーバラエティの状況などから、カンテレのドラマ枠もそのまま残すかと思ったのですが……。亀梨主演、しかも草なぎ“戦争シリーズ”を思わせる復讐劇ということで、制作側も完全に『新しい地図』組から切りかえた印象があります」(前出・テレビ誌ライター)

 ジャニーズ事情に詳しいある芸能ジャーナリストは、

「実際、カンテレ制作で、稲垣吾郎主演のドラマをやるという話が進んでいるようですが、それがなくなってしまったとも聞きます。どちらにしても、枠をそのままジャニーズ事務所が引き継いだということですね」

 と、主演俳優としての元SMAPメンバーよりも、ジャニーズ事務所との関係性を重視したことを指摘する。その理由について、

「やはり、彼らしかいない現状では将来どうしても先細ってしまう。これからの若手を含めた、ジャニーズ事務所との関係を選んだということです」と語る。