8位は’93 年の野島伸司ドラマ『高校教師』(TBS系)の真田広之と桜井幸子。
「当時は女子高校生で、教師と生徒の恋に憧れた。おじいさんとおばさんになった2人の“年の差カップル”も見たい!」(60代/主婦)
9位は’95 年の『愛していると言ってくれ』(TBS系)の豊川悦司と常盤貴子。聴覚障がい者の画家と女優の卵のもどかしい恋を描いた。
「ミステリアスな雰囲気のカップル。実在の人物のように思え、毎回号泣でした」(50代/主婦)
何度か共演しているのが木村拓哉と松たか子だが、その中で10位に滑り込んだのが’97年の『ラブジェネレーション』(フジテレビ系)。
「青春時代の恋愛ドラマ。キュンキュンするシーンが多すぎ!」(40代/主婦)
期待を高める共通点とは?
連ドラ全盛期の’90 年代作品ばかりになるかと思ったら、最近の作品もランクイン。
ドラマウォッチャーの田幸和歌子さんは、テレビドラマの置かれている環境の変化が影響していると話す。
「昔は視聴率が20%を超えるということが普通にあり、毎日なにかしらドラマを見ていました。今は恋愛ドラマも少なくなっているからこそ、好きになるとハマり度もより一層強くなっているのかも」
期待の高いドラマカップルには共通点があるという。
「山口智子さん、常盤貴子さんは結婚、鈴木保奈美さん、松嶋菜々子さんらはさらに出産を経験。恋愛とは違う別のステージに行ってしまった後を見たいのでしょう。さらに露出を控えているため、いいイメージをちゃんと保っているというのも大きいのでは。あのころの美しい思い出がキープされているというのも得票に関係しているのだと思います」(田幸さん)
もうひとつは、今では共演が難しくなった組み合わせ。
「明石家さんまさんと大竹しのぶさんの共演はなさそうですよね(笑)。『高校教師』の桜井幸子さんは儚くてかわいらしい印象を持った女優さんですが、すでに引退されています」(田幸さん)
再放送すらできなくなっているのが『やまとなでしこ』。
「ストーリーがよくできていて、松嶋さんが全盛期の作品なのに、出演者の不祥事で放送NGに。“大好きなのに見られない”という状況も、再共演への期待を高めているのだと思います」(田幸さん)
木村と山口の共演を望む声には、
「『BG』を見て懐かしくなったから」(60代/主婦)
という理由も。続編があるとしたら、また別れている設定になっちゃうのかな!?