ある大御所放送作家の方が言っていたのだが、いつの時代もテレビは旬を愛でるメディア。新鮮であればあるほど光り輝く。
今回優勝の濱田祐太郎を見ていて、とにかく思ったのが「ネタが新鮮」。
TVで堂々と自らのハンディを全面に打ち出す芸人なんて、これまで見たことがなかった。これは、他には決してマネのできない、彼自身の発明だ。
今後の活躍を期待して「バラエティ界のバリアフリーを推進してほしいで賞」を差し上げ、勝手に表彰したい。
『R-1ぐらんぷり』優勝の副賞として、フジテレビの番組への出演権もあるようだ。彼の芸風が他のバラエティタレントの皆さんと、どんな見たことのない化学反応を引き起こすのか? 今から楽しみである。
<プロフィール>
鮫肌文殊(さめはだ・もんぢゅ)
放送作家。’65年神戸生まれ。古舘プロジェクト所属。『世界の果てまでイッテQ!』など担当。渋谷オルガンバー「輝け!日本のレコード大将」(毎月第2金曜日)、恵比寿頭バー「歌謡曲主義」(毎月第3火曜日)などでの和モノDJ、関西伝説のカルトパンクバンド・捕虜収容所のボーカリストなど音楽活動も数多い。
<鮫肌文殊からお知らせ>
鮫肌文殊率いる伝説のカルトパンクバンド捕虜収容所、久しぶりの関西ライヴが決定! 3月31日(土)大阪なんばベアーズにて。未発表曲の音源プレゼントもあるよ!関西方面の皆さん、絶対に見に来てね!!