「ボートが止められた漁港にパトカーや救急車が止まっていて、周りには人だかりができていました。いったい何事かと思って立ち止まって見てみると、なんとそのなかにおディーンさまがいたんです!!」(地元の住人)
3月中旬の午後、静岡県内の漁港で行われていたのは、4月から始まるディーン・フジオカ主演のドラマ『モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー』(フジテレビ系)の撮影。警察官や救急隊員、マスコミ役のエキストラなども交えた大がかりなロケに、道行く人たちもついつい足を止めていたという。
「昨年放送のドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)の脅迫屋に続き、ディーンさんが今回演じるのは“復讐鬼”。
日本では『巌窟王』としても知られるフランスの名作『モンテ・クリスト伯』をモデルに、冤罪で15年間、投獄された男が自分を陥れた人たちに復讐するといったオリジナルストーリーです」(テレビ誌ライター)
小さな漁師町が舞台の本作だけに屋外のロケが多いなか、この日は午前中から快晴。共演の山本美月、新井浩文、高橋克典、風吹ジュンらも、カットがかかると日傘をさし、暑さをしのぎながら休憩していた。
「まだクランクインして間もない第1話の撮影ですが、カメラチェックをしているときも、ディーンさんは持ち前の“国際的コミュニケーション術”を発揮して自分からフランクに話しかけていましたね。これまでに共演歴のある役者さんが少ないなかで、さすがだなと思いました」(制作会社関係者)
地元の人たちもロケを見守るなか、彼らをアッと言わせたのが、ディーンの婚約者役を演じる山本美月とのシーンだった。
「ふたりが抱き合うというシーンがあるのですが、演出家に“ここはもっとこうやってほしい”というふうに指示されたディーンさんが、手を広げながら近づいて、ギュッと抱きしめたんです。
リハーサルの段階で本気のハグをされた山本さんは、背筋がピンと伸びたように見えましたね」(ロケを見ていた女性)
おディーンさまと初共演にしていきなりの、“神抱擁”に山本もハートをズキュンと撃ち抜かれた!?