――森高さんは、若い頃よりいいだなんてすごいですね!

高須きっと若い頃は、やっと出た人気を維持するために、スケジュールがハードでストレスも多かったはず。ずっと交感神経が活発で、いつも興奮状態だったんじゃないかな? この状態にあると試合前のアスリートみたいに神経が過敏になり、トゲトゲしたり、ストレスが溜まりやすくなるからね。まさに彼女のヒット曲のように《ストレスが女をダメにする~♪》ですよ」

――(笑)。となると、人気のありなしやスケジュールの詰まり具合は、見た目に反映するんですね。

高須「そうです。ストレスを感じない満たされた私生活に、身体が疲れない程度の適度なスケジュール。これがメンタルはもちろん、美のキープにも大事だね

――なるほど。ところで中山さんは、ネットの女性陣からは「劣化した、オバさん顔になった」と叩かれがちです。彼女が老化を感じさせるポイントは、どこにあるのでしょうか? 

高須「さほどたるみもない割に、ほうれい線が目立って口角が下がって見える。また、それを気にしてシワを目立たせないために無表情でいるから、ムスッとしたオバさんっぽく見える」

――復帰後、ひっきりなしに仕事を入れ、ちょっと疲れているようにも見えますね。

高須女優は、海外スターみたいに年に1回、自分の気に入った映画に出るくらいのスケジュールが一番いいんですよ。世間にはずっと忘れられず、身体は忙しくないからね。心身ともに充実すると思います。だから、その程度のペースで働いている山口さんは恵まれているね

――では、高須院長の“劣化イエローカード”が出た中山さんのお直しポイントは、どのあたりでしょうか?

高須「一般女性にも悩む方が多い、ほうれい線とマリオネットラインは、ヒアルロン酸注射で膨らませる。それとこれ以上ヤセないこと! 身体や顔がヤセても鼻はヤセないから、鼻が目立つし、鼻の穴も際立ってしまいます。あとはスケジュール調整をして、少しゆったり働くのもいいかもね!」


<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)。最新刊は『炎上上等』(扶桑社新書)。