「グズって泣いてしまったときも、だいたいはAさんに抱きつきにいくんです。日々一緒に過ごして愛情を感じていますから、娘さんにとってはいちばん安心できる存在だったんでしょう」
最も大切なのは、娘の気持ちであるはずだ。お互いに新しい家庭を築いたとはいえ、実の父に会えないという状況は理不尽に思える。
元夫・Aさんに直撃すると
3月下旬、りえの元夫・Aさんに直接話を聞くため、都内の自宅から外出するところを直撃した。
「特に話せることはありません。申し訳ありません……」
直撃に驚いた様子だったが、娘と面会できていない件について聞くと、ふり絞るような小さな声でこう答えた。
「もちろん、娘には会いたいですよ……」
父親としての思いを吐露したAさんは、足早にその場を立ち去ってしまった。今後いつになれば、Aさんと娘の面会は実現するのか。
りえとAさんの双方の弁護士事務所に質問状を送ったが、期限までに回答はなかった。
「Aさんは裏表がなく、誰に対しても優しい人です。なぜりえさんが娘さんと会わせないのか、理由がわかりません。彼は家族の団らんを取り戻そうとしたのですが、りえさんはただ崩壊の道を進んでいった。
子どもにとってお父さんがいなくなるということはすごく大きなことなので、なぜ関係修復の方向に向かうことができなかったのかと……」(前出・知人)
娘は森田にもなついているのだろうし、幸福な家族が誕生するのは喜ばしい。彼女の気持ちが置き去りになっていなければいいのだが……。