西城さんは'01年6月に18歳下の一般女性と結婚。'03年に脳梗塞を起こした際には、妻の存在が支えになった。
「長女が生まれたばかりで、奥さまのお腹の中には7か月の赤ちゃんもいました。奥さまは身重ながら、毎日病院に通ったそうです」(前出・芸能プロ関係者)
2度目の脳梗塞で、身体に障害が出てしまった。唇や舌がしびれ、言葉がうまく出てこず、右側の手足も自由に動かせなくなった。それでも、完全復活を信じて、懸命にリハビリに取り組んでいた。
「西城さんが、初めて来たのは3年前ですね。当時は、めまいがすごくて5秒間、自分の足で立てず、右半身のしびれもありました」(前出・大明氏、以下同)
1か月ほどでめまいがなくなり、しびれも3か月でおさまってきたという。
「それからリハビリが本格的に始まりました。“自分ひとりでトイレに行きたい、自分ひとりで風呂に入りたい、そしてちゃんと歌いたい”と。子どものために歌をうたいたいと言っていました」
万全の体調ではなかったが、舞台に立ち続けた。それは、彼を応援するファンのため、そしてなにより家族のためだったのかもしれない。
強い思いを抱いていたとはいえ、ときにはリハビリをつらく感じることもあったよう。
「トレーニングするときはすごくまじめで真剣。黙々と頑張るタイプだなぁって。ただ、つらいときもあって、“痛い!”、“もう帰ろう”などと声を上げていました。でも、途中でやめることはありませんでしたね」
リハビリを支えたのは、家族や仲間たちだった。