「実は長谷川の担当マネジャーとなっているのが、ヒラタオフィスのM新社長なんです。事務所で起きていることはすべて知っているはずなのに長谷川に重要な報告がまったくできていないんですよ。
映画やドラマの現場で、M新社長が何度も豪華なものを差し入れてくるので、共演者さんの事務所から『こっちまで気をつかって合わせなきゃいけなくなるでしょ』と長谷川が直接イヤミを言われたり、顰蹙(ひんしゅく)をかっているんです」
役者が仕事をしやすくするのが、マネジメントの仕事。それなのにMは、長谷川の忠告も聞かず、豪華な差し入れもやめようとしないという。
「それだけではなく仕事でのスタンスも合わないので、Mが現場に来ても帰りに車で送ってもらうときは、わざと自宅の前まで送らせずに途中で車を降りるほど一緒に居たくないそうです。そういうMの自分勝手な感じが女優陣にも嫌われたところなのかもしれませんね」
宮崎と多部の移籍の際も、すでに長谷川はこんな話をしていたという。
「『一人で事務所を背負い込むみたいの好きじゃないんですよ。それなら個人事務所にしてヒラタと業務委託したほうがマシ』と話していたぐらいですから、今回の松岡の移籍で長谷川の気持ちが固まるのが早まったかもしれませんね」(前出・テレビ制作関係者)
2020年にはNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で明智光秀役の主演が決定している長谷川だが、自身の『本能寺の変』はいかに。
<取材・文/宮崎浩>