「仕事のない時はほぼ毎日、子供たちの送り迎えをしていますよ。そのために車も購入したほどです。車には若葉マークと『CHILD IN CAR』の黄色いステッカーを貼り、伯母というより完全にママ状態ですが、本人も毎日、運転が上達しているようで楽しんでいるようです」(事務所関係者)

 この車も麻央の闘病中にはなかったものだ。当時も麻耶と母親が代わる代わる子供たちの送迎をタクシーで行ってきた。

 麻耶が若葉マークで運転を始めたのは、麗禾ちゃんの卒園式前後で、つい最近の出来事でもある。

「麻耶さんはそもそも気持ちが強いタイプじゃないんですよ。カラ元気でブリっ子してごまかしていますけど、本当は麻央さんのことで、今でもすぐに心が折れて落ち込んでしまうくらいなんです。

 気持ちの支えは麻央さんの二人の子供たちで、運転すらしなかった彼女が自分でハンドルを握るというのは、今後の海老蔵家との関わり方として一つの覚悟でもあると思います」(前出関係者)

 海老蔵の母や妹が、送迎や子供の手伝いに一切参加しないというのも暗黙の了解といえるのかもしれない。

 7月公演は、あれからちょうど1年ぶりの舞台。成長した勸玄くん5歳の“雄姿”を麻耶と母、そして天国の麻央さんはそれぞれどんな思いで眺めるのだろうか。

<取材・文/宮崎浩>