基本的にポジティブなことしか話さない彼から、過去の失敗を思い起こさせるような、ちょっと弱気な発言は珍しかったのだという。
意外な一面がもうひとつ。
「クールな印象ですが、わりと感覚派なところもあって、話をしていると主語と述語が明確じゃなくなってくることも。横文字も多くてちょっと長嶋茂雄さんのような。
テープ起こし(取材で聞いた話を文字で書き起こすこと)をしてみると、何を言いたかったのかよくわからないみたいなときもありましたね(笑)」
そう話すのは、サッカーライターの下薗昌記さん。さらに高校時代にはこんなことも。
「西野さんは浦和西高校時代長髪でした。県外にもうひとつ強豪校があって迷ったそうですが、その高校が“部員は丸刈り”だったためやめたそうです。学生時代からサッカー雑誌の表紙になっていますが結構、髪が長くて今でいうとチャラ男系みたいな。昔からひとクセある人だったようですね」(下薗さん、以下同)
そんな目立つ存在だったのならもちろん……。
「ファンレターはいっぱい届いていたそうですね」
世界大会で2度にわたって強豪国を下した西野監督。悲願のベスト8はなるか!?