“食べたい欲”は塩分不足が原因!?
ダイエット中に何か食べたくなるのであれば、それはもしかしたら、塩分不足によるものかもしれません。
「え、塩分って気をつけないと摂りすぎちゃうものでしょ?」そう思った方もいるかも知れません。
もちろん、ダイエット中ではなくて普通に食べているという場合は、塩分の過剰摂取になりがちなので控えたいところです。でも、「やせたいから!」といってサラダばかりを食べていたり、食事が全体的に薄味になりすぎたりすると、塩分が足りなくなることがあるのです。
「体は、必要な栄養素が入っている食べ物を食べたくなる」と言われることがあります。これが正しいのかはわかりません。でも、私たちには生きていくために欠かせない栄養素群(ビタミン、ミネラルなど)があり、それは無意識下できちんと管理をされている、というのは事実です。
その中で、最優先で管理されているものが「塩分」です。体に必要なミネラルのなかでも、塩分は最重要なミネラルであり体の浸透圧から消化機能、新陳代謝まで、様々な役割を果たしています。
ダイエット中の食事でこれらが失われて、さらに運動で汗となって流れてしまうと、塩分を補うために体から塩分摂取の指令が出ることがあります。体は「塩分をちょうだい!」という声を発しているのに、私たちが受け取るときには、ただの「食べたい!」に変換されてしまいます。この間違った受け取り方のせいで、食欲が暴れ出すこともあるのです。
買い食いは「達成感」による快感
お客様の悩みで一番目立つのが、「帰り道の買い食い」です。
最近は食べ歩き文化も定着しているくらいですし、学生さんがコンビニの前でお菓子を食べていたり、お仕事帰りの方が肉まんを食べながら帰っていたりする姿も、珍しくなくなりました。それがマナー的にいいかどうかはさておき、食欲のプロとしては「食べ歩き最高! 美味しい!」という幸せな気持ちでやっているのなら、とくにとがめることはありません。
問題なのは、それが「やめられない苦しみ」になっている場合です。やはり、食欲に悩んでいる人は、買い食いをやめたいと思っていてもやめられず、苦しんでいるケースが多いように感じます。