ディズニー/ピクサー作品Q&A
Q. ズバリ、ピクサー映画にも苦手分野ってあるの?
「ピクサーだからというよりもCGアニメーションは人間、髪、炎、水の表現がとても難しい。実は『Mr.インクレディブル』には、それらすべてが入っていて、通常のピクサー映画の3倍ものセットを必要としたんです。
でも、その難題も僕らはやってのけた。水はまだまだ難しいところがあるんだけど、今回の作品では素晴らしい“水しぶき”が上がっているので、注目して見てほしい」
Q. なぜ、人間がメインのキャラクターに?
実はディズニー/ピクサー作品で、人間が主人公になったのは『Mr.インクレディブル』が初めて!「実は人間をアニメーションで表現するのがとても難しい。でも僕は、“難しいんだよね!”って言われると燃えるタイプで(笑)。
人の動きというのは、われわれ人間はよくわかってるでしょ。だからちょっとでも違和感があると“ん? 違うんじゃない?”って思われてしまう。すごく難しいぶん、それは最高のチャレンジだし、やりがいもあるんですよ」
Q. 各国によって反応は違う?
世界中で公開されるディズニー/ピクサー作品だが、「日本でもヒットした『リメンバー・ミー』は、メキシコが舞台だったこともあり、南米での評判がよかったです。
『レミーのおいしいレストラン』はフランスで大当たり!」。別名“スローフードムービー”とも呼ばれていたそうで「そういう意味では、アメリカはファストフードの国だから。あの作品に関してはアメリカ以外での成績がよかったみたい(笑)」
Q. 『週刊女性』読者にオススメはコレ!
「フランスの厨房は男性社会。そこで働く女性ってすごく大変なんです。『レミーのおいしいレストラン』には、そんな環境でも強く生き、主人公を応援してくれる女性シェフが出てくる。
ピクサー作品に出てくる女性キャラクターの中でも彼女は特に魅力的なんです。あとは『Bao』。ドミー・シーという女性監督が手がけた作品で、彼女は数年後には誰もが知る大物になっているはず。要注目です!」
こちらもcheck!
「泣ける」と話題! 短編映画『Bao』
(同時上映『インクレディブル・ファミリー』)
息子がひとり立ちをして家を離れ、寂しくてたまらないお母さん。そんなお母さんが作った肉まんに、ある日かわいい“命”が宿り――。母親目線で描かれた感動作で、見た人たちからは「泣ける」と絶賛の声が。
『ファインディング・ニモ』『モンスターズ・インク』『リメンバー・ミー』『レミーのおいしいレストラン』『カールじいさんの空飛ぶ家』はMovieNEX発売中/デジタル配信中、ディズニー サマー・キャンペーン 実施中 『トイ・ストーリー』『Mr.インクレディブル』はDVD発売中(8月末までの期間限定)/デジタル配信中 発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン (C) 2018 Disney/Pixar
ブラッド・バード監督◎『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』で、アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』『トゥモローランド』など、実写映画の監督も。本作では監督&脚本のほか声の出演も!