今後はこれ以上は求めない!
――ところで、平子さんが唇オバケと呼ばれていた2015年頃はグラマラスなリップのハーフ顔タイプが流行し、世界的に頬骨を高くするのがトレンドだったようですが、現在もアリなのでしょうか?
高須「そもそも、流行の発信はアンジェリーナ・ジョリーなど欧米人。顔の凹凸が深くて、鼻が高いから頬を高くしても違和感がないんです。平たい顔族のアジア人は鼻も低いし、頬だけ高かったらヘンだよ! 若い子は特に海外セレブ情報に影響を受けるけど、もともとの顔も考えないとね」
――確かに、そこだけ真似しても違和感があるかもしれませんね。ところで、平子さんの若い頃からの一連の顔の変化を見てみていかがですか?(デビュー当時から現在までの写真を見せる)
高須「顔だけで言えば、自然な美人だったデビュー当時がベスト。でも、今の唇はこのデビュー当時に戻ったみたいだよ。だからもう、今後はこれ以上は求めない! 今の1バージョン前に戻ったらまたネットニュースで騒がれちゃうよ!」
――しかし、落ち着いた様子の今でも、テレビなどの修正が入れられない画像と、インスタやブログなどで見せる顔の違いに驚きます。
高須「これは今流行りのビューティーなんちゃらアプリでしょう。あれを使うとみんな、CGみたいな陶器っぽい、のっぺり白肌になるからね。とするとテレビなどで見せる姿が本物! でも人間は、肌の色ムラなどがあって当たり前だからね」
――では、平子さんに今後の美容のアドバイスするとしたら?
高須「今のベストの状態をキープすることが大事! 目の下やほうれい線など、年齢を重ねるごとに気になる部分はあるかと思いますが、もしヒアルロン酸を追加したくなっても、『少し』だけ注入しましょう! それと唇と頬の高さが一緒なんてヘンだから気をつけてね!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。