「『KinKi Kids』堂本光一ですね。彼もまたタッキー同様、いやそれ以上に自ら舞台演出を手がけては若手の育成に尽力しているひとりです。ジャニーさんは何で光一を後継者に指名しなかったのか。これが新たな“火種”とならないか、心配ですね」(テレビ局関係者)

 今年3月には、主演ミュージカル『Endless SHOCK』の公演1600回を達成した光一。もはや“レジェンド”とも言える存在だ。そしてタッキーにとっても偉大な先輩である。

「もともとタッキーは、光一クンに憧れてジャニーズ入りを決めたといいます。また入所後も、エンターテイナーとしてストイックなまでに舞台に打ち込む姿勢を間近で見て学んできたのです。今でも自身が手がけた舞台を光一クンが見に来ると緊張してしまうそうです」(テレビ局プロデューサー)

 ショーマン、それが光一の性分だという。

「『Show must go on』(何があってもショーは続けなければならない)を掲げる光一クンは、これからも自ら舞台に立ち続けることを望んでいることでしょう。

 それはジャニーさんもタッキーもわかっていること。光一クンを後継者としなかったのは、存分にショーマンの道を突き詰めてほしいため。そして裏方としても十分輝けるタッキーには、光一クンだけではなく、今後のジャニーズを支える度量があると見定めたのでしょう。

 ジャニーズの本分は舞台、ステージです。今後はこの2人を中心にジャニーズの原点に返って、改革がなされるのかもしれません」(同・テレビ局プロデューサー)

 ジャニーズを色濃く受け継ぐ彼らが、帝国を復活させることができるか。