「NHK朝ドラ『半分、青い。』でも、さとみのエピソードが使われていました。ヒロインの幼なじみが結婚した相手を“おでん女”だと指摘するシーンがあったんです。
リカに会いにいこうとするカンチの前におでんを持って現れ、逢瀬を邪魔したさとみのような女だという悪口ですね」(前出・テレビ誌ライター)
ただ、有森自身の性格は、さとみとはまったく違う。
有森、実はサバサバ系
「おしとやかどころか、仕事がなければ昼から酒を飲んじゃう酒豪。サバサバした性格で、どちらかというと男っぽい。ただし恋愛には積極的で、50歳になるまで独身なのが不思議なくらいです」(テレビ局関係者)
テレビ番組でぶっ飛んだ恋愛エピソードを語ったことも。
《仕事が終わって彼氏の家に行って、彼氏と24時間、唇が腫れるまでキスをした》
《彼氏が骨折で入院したときに、有森が毎日長文の手紙を送り続けて彼氏がストレスで胃潰瘍に。結果、入院中の彼をさらに病院送りにした》
好きになるとのめり込むタイプのようだ。
もともと結婚願望はあったが、片嶋監督との出会いですべての意識が変わったと、ある雑誌のインタビューで語っている。
《以前は情熱的に『この人と一緒に暮らしたい』とか、『この人の子どもが欲しい』って、自分が選んでいるという意識があったんですけど、この作品を通して、そういうことじゃないんじゃないかって思うようになりました。
結婚とか離婚とか、家族とか夫婦とか、最終的には動かされるようにして動いていく。理屈じゃなくて縁としかいいようがないものがあるって、今はそう思うんです》
『いぬむこいり』は人身御供として犬に婿入りするという伝説をモチーフにして、愛と性の深層を描いた作品だ。