─原作小説やアニメのファンも多い作品ですが、物語の魅力はどんなところ?
永田「舞台は銀河で壮大なSFなんですけど、描いていることは人との関わりとか、社会の移り変わりの中で人がどう感じて生きてきたかとか人間ドラマなので、原作を知らなくても見てて面白いんじゃないかなと思いますね」
─今作で演じる役柄について、それぞれ魅力とご自分との共通点があれば教えてください。
永田「ラインハルトは銀河帝国軍の大将です。カリスマ性もあってすごく誇り高い男なんですけど、20代前半の年相応な若さゆえの危なっかしさとか熱さも持っている。自分にも世間知らずなところがあったりするので、そこは共通しているなと思います」
加藤「キルヒアイスは銀河帝国軍の大佐で、ラインハルトの副官であり子どものころからの親友でもあります。いつも落ち着いていて周りを冷静に見ているイメージの強い人物ですけど、僕はすごく熱い男だなと思っていて。ラインハルトへの思いとかを声に出して言うときもあるし、人間味があるんですよね。みなさんには冷静な部分はないと思われてると思うんですけど(笑)、直感で「コイツとはすぐにリンクできるな」って思いました」
小早川「ハハハ。僕が演じるヤン・ウェンリーは敵方の自由惑星同盟軍の准将です。穏やかで自分から積極的に仕掛けていくわけではないけど、人が集まってくるのが彼の魅力。また、苦しい状況でも自分や周りの現状とか事情を見極めて、今できるいちばんベストな選択肢をチョイスできる冷静さも魅力だと思います」
─ご自身と共通する部分は?
小早川「こうしたいって目標があって、そこに向かって現状を見て理論的に進んでいくところは似ていると思います。それと慎重な人間関係の築き方も似ているかもしれない」
永田「俊くんは内に秘めている闘志とか、ヤンとすごく似てる部分が多いなって思う」
小早川「親友役のラインハルトとキルヒアイスは、ふたりの関係性に合っているよね。何でも気兼ねなく話し合える間柄なのは、見てても感じられるし。聖一朗にとって、すごく背中を預けやすい仲間が近くにいるのは、いいんじゃないかなって思う」
加藤「サポートできるように頑張っていきます!」
永田「お願いします!」