飛行機の尾翼が太ももに突き刺さる夢を見たという俳優に対し、“飛行機は束縛から解放されて自由になりたい気持ちの象徴で、それが墜落するくらいなんだから、そうとう不安だったんでしょ”と、けっこう本格的でした」(舞台関係者)

 意外すぎる特技に加えて、在学中は30本もの舞台に出演していた小手だが、思わぬ落とし穴があった。

「在籍していた早稲田大学演劇倶楽部で、新人指導を担当したんです。普通なら厳しくしごくんですが、彼の後輩となったのは今や鬼才演出家で、映画監督としても活躍する三浦大輔氏や実力派女優の安藤玉恵さん。怖い先輩として一目置かれるはずが、すっかりナメられていました(笑)」(後輩役者のひとり)

 後輩に追い抜かれ苦労したものの、今や大注目のバイプレーヤーに。

月9では本家のアメリカ版を意識した高慢なキャラを演じていますが、自身の主宰劇団で演出する際は、とにかく繊細。稽古中は自分の髪を抜きながら集中力を高めています」(前出・舞台関係者)

 この二面性で、視聴率に苦戦するフジの月9の救世主となれるか!?