30代になって思うこと
「カテゴライズすることが便利なのもわかりますが、本質で考えたときにそれでいいの? と感じることは多かったですね。でも僕は、それで売ってもらった部分もあるので、今では逆にラッキーだったなと思います。
ただ30代になるとそれだけでは通じなくなる。40代、50代になるにつれて、僕たちの席は減っていくので、その年齢になっても勝負できる自分の売りは何だろう? とは考えます」
ドラマ『リーガルV』は大手弁護士事務所を相手に、勝利を賭けた無謀な戦いを挑むというストーリーだが、三浦自身もかつては無謀なほうが燃えるタイプだったとか。
「若いころは、“絶対無理だよ”と言われると反骨心が芽生えて、チャレンジしたくなる部分はありましたね。
でも今は、無駄な体力を使いたくないので、すぐあきらめます(笑)。例えばトレーニングでも20代のころは、限界からのラスト1回という感じで自分を追い込んでいましたが、最近は疲れたら続けません。変に頑張って、ケガをしたら周りに迷惑をかけてしまいますから」
注目度の高い作品だけに、現場スタッフからも気合を感じるそう。
「『ドクターX』と同じスタッフも多いこともあり、よい結果を出そう、面白い作品を作ろうという熱が撮影していても伝わってきます。スカッとする爽快なエンターテイメント作品なので、幅広い方に楽しんでもらえると思います」