'16年に幾人かが世間をにぎわせた“ゲス不倫”。その中の1人だった宮崎謙介。
当時、自民党の衆議院議員だったが、同じく議員である妻の金子恵美が出産のための入院時に不倫が報じられた。そんな宮崎だが、今年8月に“生前葬”を開催した。
たけしさんより僕の方が
「以前から興味はあったのですが、やはり私自身“もう1度、人生をやり直す”という意味合いを込めて生前葬をしました。
これまでビートたけしさんや桑田佳祐さんなどの芸能人で生前葬をやられている方はいましたが、派手にしたり、商売の一環としてではなく、一般の人でも気軽に生前葬ができたらいいと思っていました」
現在、宮崎は自身が経営する会社のほかに、エンディング産業に関する企業の顧問にも就いている。
「たけしさんの本心はわかりませんけど、たけしさんより、僕のほうが生前葬にかける思いは強いんじゃないかなと思います(笑)」
生前葬では、実際に棺に入った宮崎。そんな夫を、妻の金子はどのように見たのか。
「棺に入る前に、本木雅弘さんの映画『おくりびと』のスタッフの方が、きれいに着物を着せてくださったんです。こういうふうに棺に入っていたら、送る側としてもいいなと思いました。
ただ、中に入っている人がときどき笑ったりしてたのが……(苦笑)。参列してくれた狩野英孝さんがすごく面白いパフォーマンスをしてくれて、笑いをこらえるのが、キツかったんだと思うんですけど」
妻のダメ出しに夫は、
「お葬式だって笑いがあってもいいと思うんです。すべてを湿っぽく、つらいものにしなければいけないのもおかしいし。
お葬式でピアノを弾くのは、タブー視されていますが、やっていいと思います。音楽関係の人で多いのですが、ピアノを持ち込もうとすると、基本的にダメって言われて、反対されることが多いようです」