中村倫也にとっての誇りとは
役者デビューは2005年。ここまで上りつめるには相当な苦労があった。そこで得た“誇り”について語る。
「常に需要がないところから、なんとか頑張ろうとやってきた若手時代だったんです。今も年齢的には若いですけど(笑)。確実に“鼻は折られまくってきた”ので、そういう意味で無駄なものはないはずだと信じています。
やってきたこと、出会ってきたこと、評価して支えてくれた方もそうですし。そういうところで積み上げてきたものが、僕にとっての誇りかもしれません」
今後も“見てくれるお客さんに、楽しんでもらいたい”と役者としての思いを見せた中村。さまざまな役に扮し、いい意味で視聴者を裏切り続ける彼の活躍に、今後も期待……!
気になること聞いてみた!
――日常でも“演じてしまう”ことは?
「ない、ない!(笑) でもシェークスピアは“みんな生まれながら役を演じてる”って言ってますからね。
ほら、女性だって電話出た瞬間、絶対に声が変わるじゃないですか(笑)。そういう意味では、みんな何かしら外に向けた1枚の皮みたいなものは持ってるんじゃないかなと思います」
――いつも落ち着いているように見えるけど……?
「僕だって緊張しますよ! むしろしないことのほうが減ってきてるんじゃないかな。
緊張もやる気もあまり表に出ないタイプで。昔は“やる気あんのか”って言われたり、そのせいで、たいへん苦労もしました(笑)」
――仕事のモチベーション、どう上げる?
「好きでやってることですから、あまり考えたことがありません。現場に行くと楽しいんです。セリフを覚えるときがいちばんつらいかも……。
ひとりで家で“つまんないな~”って。でも、セリフが入らないと楽しい芝居ができないので、イヤでもセリフは入れて現場に行きます!」
――演じている皇子山は極度の脚フェチ。ズバリ、何フェチ?
「う~ん。全部! エロいもの、全部好き(笑)。
女性ってガールズトークの一環で、コミュニケーションツールとしてそういう話題が出てくると思うんですが、男ってそういう話を一切しないのでフェチとか考える機会があまりないんです。好きなマンガの話ならいくらでもできますよ!」