報道にもノーダメージ?

「またか!」と、芸能人の未成年淫行報道に、うんざりしている人も多いのではないか。

 『FRIDAY』(11月9日号)によれば、ロックバンド『ONE OK ROCK』のドラム担当・Tomoyaが7年前、当時16歳の女子高生と関係を持ったのだという。

 現在23歳になった、関西在住の女性が語ったところによれば、

 高校2年生のとき、ライブの打ち上げに参加して、そこで一緒に飲酒したあと、“お持ち帰り”されたらしい。

ペナルティは課される?

 その後も何回か関係を持ったが、'13年4月を最後に、連絡が取れなくなり、

私に女子高生というブランドがなくなったから、もう顔を見たくないみたいです

 と怒りを露わにしている。

 こういう話題が出たとき、芸能人に対する批判もあるが、同時に、必ず女性に対するバッシングも起きる。

なんで今ごろになって

 と、疑問視する声や、流行の“自己責任”を問う声は多い。中には、おそらくファンであろう女性から、

一時でも、憧れの人と関係を持てたんだから、幸せだと思わなくちゃ

 といった意見さえも聞こえてくる。

 俳優やお笑い芸人の場合は、活動停止や番組降板、CM打ち切りなど、何らかのペナルティが課せられるが、

活動がライブ中心でテレビ出演もほとんどないようなアーティストの場合は、ダメージはほとんどないといっていいでしょう。ファンのツイッターを見ると“嘘だ。信じない”という意見が多い。離れるファンもそこまで多くないのでは?」(音楽誌ライター)

 今回のケースでは、女性と関係を持った場所が大阪で、当時の『青少年保護育成条例(大阪府)』には違反しておらず、法律的に罰せられることもないだろう。そのため、このスキャンダルは、アーティストにとっては痛くもかゆくもない。

 多くの場合、アーティストは特に謝罪会見などは開かれることもなく、事務所の謝罪コメントや、ライブの会場で、観客にお詫びする形で幕引きが図られることが多い。

 だが、今回は、ちょっと違った。