女優業と家庭の両立で心がけていること

─女優業と家庭や子育ての両立で心がけているのは?

水野 これだけは言いたいのですが、借りられるだけの手(家族、友人、保育園など)を借りてやっています。シングルマザーや実家が遠かったら無理だと思います。

木村 そうだと思います。

 女優業との両立は大変なときもありますけど、仕事として非常に楽しいし誇りをもってやっているので、我慢したくない。そのために人の手を借り、子どもには寂しい思いをさせたりもしますが、やると決めたら潔くやる。その姿を子どもたちが見てくれていたらいいなと思いますね。

水野 でも、休むときは休みますからね。

─つかみあいをする修羅場シーンは?

木村 かなりクライマックスだと思います。(撮影は)これからですが、シーンが長いのに恐れおののいているところです。1話40分のうち20分以上あるそうで、私自身、ドラマでは初めてくらいの長いシーンになります。

水野 セリフが膨大で、どうかみ砕いて言えばいいのか。面白いセリフも多いですし。旅館のひと部屋でふたりがバトルするんです。

木村 かなりすごいと思いますよ。

─その言葉、期待しています! ありがとうございました。

2人が渡したくないもの

ー渡したくないものは?

木村 3歳から大事にしている祖母からプレゼントされたピンクのうさぎの人形です。娘が見つけて“ちょうだい”と言われたときは、本気で“ダメ”と。娘の手が届かない高い所に飾ってあります。

水野 撮影現場で飲むために買ってきてもらうコーヒー。木村さんが飲んでいるコーヒーのサイズがとても大きく、こっそり飲んだら怒られるかなと想像しています。

木村 よくしゃべるので、ものすごくのどが渇くので、お店でいちばん大きなサイズを買ってきてもらいます(笑)。