今後は俳優、モデルも

 先生が思う、ダニエルの魅力を教えてもらった。

一つ目はプロポーション。手足が長く身体のラインが綺麗なので、ダンサーとして最適ですね。二つ目が整形をしていない自然な顔。人をホッとさせる魅力があると思います。三つ目がダンスの実力。ブレイクダンスをやってきたのでアクロバティックな技も怖がらずにできるし、体力もある。四つ目が表現力。もともと顔の表情はそんなに上手ではなかったんですが、ソウルで練習生生活を送りながらたくさん学んだようです。

 そして最後に性格。明るく朗らかな一方で、正しいことは正しい、間違っていることには間違っているとはっきり言える子なんです。そういった性格の良い部分はお母さん譲りだと思います」

'18年4月12日に行われた、Wanna One来日時の会見の様子 撮影/吉岡竜紀
'18年4月12日に行われた、Wanna One来日時の会見の様子 撮影/吉岡竜紀
【写真】先生とダニエルの2ショット、来日イベントの様子など多数

 Wanna Oneのデビューから早1年4か月。弟のような存在だった子が世界中に知られるスターになるなんて、誇らしいと同時に今でも不思議な感じがする、と笑うイ・ガンヒョン先生。

突然、大成功を収めると芸能人病になる人もいますが、ダニエルはそういったことはなく、昔と変わっていないと思います。けれど、若いうちにスターになり、数年で燃え尽きてしまう子を何人も見てきたのでそれが気がかりです。また、体調はもちろんサセン(芸能人の私生活をストーキングするファン)の存在も心配です」

 今後は歌手活動を続けながら、より幅広い芸能活動をしてほしいという。

「モデルや俳優をやっても成功すると思うので、挑戦してみてはとアドバイスしています。本人的には、今はWanna Oneの活動に集中して、気持ちを整理してから次のことを考えたいようです」

 すでに、さまざまなソロ活動のラブコールを受けているという噂のカン・ダニエル。期間限定プロジェクトであるWanna Oneは、2018年末に契約終了を迎えるとされているが(残念!)、ダニエルが来年以降も大活躍を見せてくれるのは間違いなし!

<プロフィール>

イ・ガンヒョン先生(35) 撮影/古林由香
イ・ガンヒョン先生(35) 撮影/古林由香

ナタラジャアカデミー
イ・ガンヒョン先生(35)
1983年、釜山生まれ。中学生時代、ソテジワアイドゥル、H.O.T.などのパフォーマンスに感化され、ダンスを独学。18歳でブレイクダンスのチームを結成。大学卒業後、会社員をしながらダンサーとして活躍し、数々の大会で優秀な成績を収める。2009年、ナタラジャアカデミーの講師となり、ブレイクダンスなどの授業を担当。現在は経営陣としてアカデミーの運営にも携わる。気さくで男前な性格、かつ身長180cm越えのバツグンのスタイルはさすがカン・ダニエルの師匠! この11月に結婚した新婚ホヤホヤ♪

<取材/古林由香>