「チャゲアスは、ひと言でいってしまうとASKAのもの。Chageは立場が弱い。'90年代も、ASKAさんの作った曲ばかりが売れました。Chageとしては、今もチャゲアスをやりたいと思っているんです。現状、ASKAならチャゲアスの曲をソロで歌っても盛り上がりますが、Chageがひとりで歌ってもはあまり世間に需要がない。

 そして、現状ソロでの活動を進めたいASKAにとって、チャゲアスはどうでもいいのではないでしょうか。また、Chageは再婚した妻で個人事務所の社長に頭が上がらないんです。その妻も、ビジネス的な面でチャゲアスをやってほしいはず」(音楽関係者)

 11月中旬、Chageに話を聞こうと記者が自宅前で本人を直撃したものの、話に応じることなく車で走り去って行った。

 そこで、チャゲアスの所属事務所『ロックダムアーティスツ』代表取締役の林田龍平氏に再結成について話を聞くと、

確かにもともとはチャゲアスのプロダクションでしたが、今は2人とも取締役を辞任し、出版、権利関係のみの会社となっております。よって、チャゲアス再結成について言える立場ではありません

 ちなみに、せっかくチャゲアスの名曲を歌っているのだから、今回のツアー公演にChageも誘って……という話はなかったのか。

 ツアーを開催するビルボードクラシックスは、

「約1年前にご出演を提案させていただきました。そして、ASKAさんと作品選定をはじめ、オーケストラ編曲の方向性、指揮者、オーケストラ、ホール会場などを厳選し、ツアー構想を進めました。ツアーの構想段階から、ASKAさんソロでオーケストラ公演を実施するというものでした」

 2人の間に、“SAY YES”が流れる日は来るのか。