作中には、晶が思い悩み、どうしていいかわからなくなったときに訪れる“思い出の場所”があるが、
「私にとっては、ノルウェーとフィンランド。20歳のとき、お仕事で初めて行ったんですが、当時は自分に嫌気がさして、悩んでばかりいる時期で。
そんなときに、初めて広い世界を見て、20歳という一生に1年しかない年に海外で年越しをさせてもらえて、オーロラも見られて“なんて恵まれているんだろう”って改めて気づかせてくれた場所なんです」
そして今年、4年ぶりに“原点の地”へ――。
「『ひよっこ』が終わって、いろいろなものをリセットする意味で4年ぶりに行ったら、すごく感慨深くて。たった4年の中で流れる時間はとても早く、経験することも、考えることもたくさんあって。
さらに『ひよっこ』が終わったばかりでカラカラになっていたので(笑)、思い出の地で原点回帰することができました」