雄大被告がよく通っていたという居酒屋の店主は、
「雄大は明るくていいやつでした。“結愛が小学校にあがるときはランドセルの色をどうしようか”とか“どこに連れていこうか”と話して可愛がっているんだとばかり……。“妻がこっちに友達がいないから今度紹介させて”なんて話をしていたら事件が起きたんです」
しかし、近隣へ転居の挨拶に来たときも、節分の日に神社で行われた豆まきにも、近隣の飲食店へ訪れたときも、両親と結愛ちゃんの弟の3人だった。結愛ちゃんの姿はどこにもなかった。
現場近くに住む50代男性は、
「痛ましい事件だけど、残された長男はどうしているんだろう。大きくなって事実を知ったときにどう思うか。考えただけで胸が苦しくなるよ」
とうつむき静かに話した。
品川児童相談所の林直樹所長は長男のその後について、
「現在は児童福祉施設で保護している。健康状態は問題ないと思います」
と明かす。今後の引き取り先などについてはどうか。
「子どもの福祉にとってよりよい環境をどのような形で整えるかが大切ですので……。現時点でお答えできることはありません」(林所長)
今年の9月に長男は2歳となったが、両被告は実子の誕生日に何を思ったのか。