『お茶の水健康長寿クリニック』では、リコード法をもとに、解毒と神経細胞の再生治療を行っている。
投薬治療で認知機能が改善
「どの神経細胞がダメージを受けているかを検査したうえで、それに合った飲み薬を服用してもらいます。アルツハイマー病の場合、多くはギャバという神経細胞が傷害を受けており、ギャバトロフというサプリメントを使って治療します。初診のときには乱れた脳波だった人も、服薬を続けて半年もたてば正常になり、神経細胞が再生されます」
全国から来院した約100人の患者に半年間、投薬治療を続けた結果、ほぼ全員に神経細胞の再生が確認でき、認知機能の改善も多くみられたという。
通院が難しい読者にもできることは?と尋ねると、白澤先生は「本当は検査をして、ピンポイントで原因を取り除くことが重要ですが……」としながらも、こんな提案をしてくれた。
「もし歯の治療をされていて、アマルガム(銀歯)があったらはずしたほうがいい。あれは水銀ですから毒素がアルツハイマー病につながります。それから日光に当たること。紫外線によって体内でビタミンDが生成され、認知機能を上げる効果がある。日焼けサロンに行くのもいいでしょう」