井浦新、佐藤浩市から受けた刺激
そんな永瀬が「圧倒的な脚本力」とその世界観に惚れ込み、出演を決めたという主演映画『赤い雪RedSnow』が2月1日(金)より全国公開される。
「とにかくこの脚本に惹かれまくって。この作品に出たい、この世界観に身を置きたいと。面白い脚本でも、途中でメールを見てしまったり、台所にコーヒーを入れに行ってしまったり“途中下車”してしまうことがあるんです。でも今回は一気に読み終えました」
30年前に起きた少年失踪事件から始まる本作。永瀬が演じる、幼いころに弟を殺された「被害者の兄」と、「容疑者の娘」を軸に話は進み、人間の記憶の曖昧さを訴えかけていく。濃密なミステリー・サスペンスだが、
「役者はこういう役をやるとそれしか見えなくなる。なので、役者チームでごはんに行ったりして、たまには力を抜いたりして。
山形でロケだったんですが、(共演の)井浦新くんがお店もすべてセッティングしてくれたんです。全部、美味しかった!!」
現場では、共演者たちからすごく刺激を受けたという。
「新くんは僕だったらこう演じるだろうなっていうところを見事に超えて、それを間近で見ていてゾクゾクしました。
今回、佐藤浩市さんともご一緒させていただいたんですが、一切、手を抜かず、細部にまでこだわっていて。ぜひ、爪とか歯にも注目してほしいです」