「秋篠宮さまは、小室家にまつわる金銭トラブルを解決することと、将来計画の見通しを立てることを圭さんに求められています。
今回の文書公表がきっかけとなって金銭トラブルを解決すれば、結婚へ一歩前進します。将来計画に関しても、圭さんは今年中に弁護士資格の受験資格を得られるので、“一発合格”ができれば、経済的な自立の証明につながっていくでしょう」
一見、眞子さまの結婚騒動が前進しているように見えるのだが、前出の秋篠宮家関係者は「暗雲が立ちこめている」と語る。
「秋篠宮殿下は、小室さんが公表した文書の内容に対して“何なのでしょう……”と、話されていました。文書の内容に納得しているご様子ではなく、逆に困惑しておられたのだと思います。
殿下は、小室さんが借金トラブルをクリアして、将来計画の見通しを立てたうえで“多くの人から祝福される状況”になることを求めていらっしゃいます。しかし現状では、多くの人から祝福されているとは思えないので、ご結婚はまだ遠いのでは……」
この状況では一時金の額も議論の対象に!?
さらに、この問題は“両陛下のスタンス”とも相反してしまう可能性がある。
「現在の両陛下は、これまでずっと国民に寄り添われながら務めを果たされてきました。
もし、このまま国民から祝福されていない状況で眞子さまと小室さんが結婚した場合、両陛下の“思い”を裏切ることになってしまいます。
確かに、多くの人から祝福される状況というのは数字では測れませんが、小室さんに不信感を抱いている国民は少なくないでしょう」
宮内庁ОBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんも、次のように話す。
「現在の天皇・皇后両陛下に限らず、皇室の方々は“国民とともにある”ことを最も大事なこととされてきました。もちろん、秋篠宮殿下も同じお気持ちで、“国民感情”を非常に大切にされているでしょう。だからこそ、多くの人に納得してもらい、喜んでもらう状況になることを求められたのだと思います」
多くの国民から祝福されていない状況で結婚された場合、眞子さまが皇籍離脱される際の一時金の額を決める『皇室経済会議』にも影響があるという。
「ご結婚が決まれば、一時金の額を決める『皇室経済会議』は必ず開かれます。ただ、おふたりのご結婚が国民に祝福されていないと思われる状況の場合、“限度額を支給するのか”“どの程度の減額が妥当なのか”などの判断が難しいでしょう」(山下さん)
眞子さまと小室さんが進みたい道の前には、まだまだ「壁」があるようだ。