「周りはみんな“恋愛マスター”ばかりなのに、なんで僕には縁がないのだろうとずっと思っていました。前に、広瀬すずちゃんと現場で一緒になったとき、“私、片親とか親がいない役が多いんです”と言っていたのですが、そんなこと言ったら俺なんて童貞の役ばっかりだよ! と(笑)」
25歳にして、そのキャリア20年以上。実力派・神木隆之介が、意外にも初となる本格ラブストーリーに挑戦! 映画『フォルトゥナの瞳』ではヒロインを演じる有村架純と恋に落ちるが、
「役者としてすごく信頼していた方なので、相手が有村さんと聞いて、本当に助かったと思いました。『3月のライオン』で共演したとき、取材で有村さんが僕のラブストーリーを見てみたいと答えていました。“まさかその相手が私になるとは”と驚いていましたね(笑)」
初めてということもあり、ドキドキのシーンでまさかの苦戦も……?
「バックハグのシーンは大変でした。僕と有村さんは身長があまり変わらないので、背筋を伸ばして頑張りましたが、下手すると首を絞めているように見えてしまいそうで(笑)。同世代ですが、中身は彼女のほうが全然、大人。次第に姉と弟みたいになって、最終的に母と子みたいな。完全に子ども扱いされていました」
と無邪気に笑う。
理想のデートについて聞いてみると、
「夜景や星を見に行きたいです。ベタですが(笑)。でもベタって実はすごく難しいと思います。例えば夏祭りにデートしに行って、振り向いたら花火が上がる……とか、実際は花火がどの方向に上がるかもわからないので、ベタってある意味、奇跡! でも僕は、そんなロマンチックなデートに憧れます」