ベッキーが結婚!
交際8か月、スピード婚かもしれないが、彼女も34歳になった。そりゃあ結婚したっておかしくない年齢だ。
だが、ベッキーといえば、どうしたってあの不倫騒動を思い浮かべてしまう。あれから2年たったが、社会現象にもなったほどの騒動が、記憶の彼方へと追いやられるにはそれなりの時間が必要だ。
騒動後、活動を一時休止していたが、復帰してからは以前の明るいベッキーを取り戻し、テレビで顔を見る機会も増えている。
「使いやすくなった」
ただ、これまでの“優等生キャラ”を変更する必要も出てきた。
「軽くではありますが、番組で騒動について触れられ、いじられることも増えました。彼女自身も、今後どうやっていくか、まだ模索している状態にも見えます」(テレビ局関係者)
復帰はしたものの、地上波キー局でのレギュラー番組はまだなく、決して仕事が順調だとは言えない。
「いまだに、“不倫した者を出すのはけしからん”とテレビ局にクレームを入れる人がいるんです。ひとりの人間が何度も、ということが多いのは確かですが、局もスポンサーも、たとえひとりでもそういうクレームを入れる人がいると、対処しなければならないので、苦労します。また、SNSでのバッシングがあることもキャスティングに大きな影響を及ぼします」(前出・テレビ局関係者
しかし、この結婚で状況は一気に好転しそうな雰囲気だ。
少なくとも、過去のスキャンダルをほじくりかえされ、番組でいじられることはなくなるのではないだろうか。結婚後は“不倫イジリ”を彼女の所属事務所が許可するとは思えないし、本人が拒否するのも当然だが、幸せを掴んだ人の過去の不倫に言及するほどテレビ局も無粋ではない。
これで彼女は安心してテレビ出演ができるようになる。今後、ママとなれば、過去のキャラを払拭し、新境地を開くことも可能だ。実際にテレビ業界からも「ゲス不倫のイメージを塗り替えられたので、使いやすくなった」との声も聞こえてくる。
ベッキーのツイッターからは、幸せぶりが伝わってきて、ネットでは祝福するメッセージがあふれている。
あのまま行けば、ぶっちゃけキャラの“黒いベッキー”が生まれると期待していたファンにとっては残念だが、それはかなわないようだ。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。